節約は全て我慢することではない。自分が価値を感じるものにお金をかけ、それ以外は徹底的に抑え込むことだ。つまりメリハリ。節約ばかりしていると、その時にしかできない経験やチャンスをドブに捨てることになる。人生を豊かにするかつ、節約して無駄を徹底的に排除することで自分にとって価値があるものに惜しみなく投資できる。
節約を始める前に、これを失ったら死ぬ、絶対に失いたくないという事象を考えてみることから始めよう。まずは、家計簿アプリを入れて月々どの事象にどれくらいお金を突っ込んでいるか把握する必要がある。そこから自分が常々価値を感じる事象とそうではない事象に分ける。
私の場合、価値を感じる事象は旅行とセックス。これが無くなったら生きている意味がないと思っている。逆にこれはお金をかけなくても全然いけるという事象は徹底的に節約する。例えば、日々の食事、なにかモノが欲しいなどなど。これは徹底的に抑えている。1人で外食は絶対に行かないし自炊は当たり前。ヘルシーな食事を心がけている。朝ごはんは意識的に食べないようにしている。その分たまに行く外食がとてつもなく美味い。注意点だが、日々の食事を節約するからといってカップラーメンなどの手軽で安い物を食べるのは絶対にやってはいけない。現時点では安く抑えられていると感じるが、長い目で見ると生活習慣病のリスクがあがり莫大な医療費がかかることになる。自炊をしてヘルシーな物を食べるよう心がけている。
物欲もそうだ。最近実践しているのは、生活必需品以外は買わないこと。YouTubeショートやTikTokなどで「生活が捗る商品10選」などを見てAmazonでポチッとしていた時期もあるが、1ヶ月我慢すると物欲が無くなってきた。心理学の研究でも「モノ」より「経験」にお金を使う方が幸せになると結論づけられている。「モノ」は買った初日は幸福度が高いがだんだん低下していく。しかし「経験」という価値は時間とともに高まっていくのだ。名著「DIE WITH ZERO」という本を読んで「モノ」より「経験」にお金を使うことがいかに大事かを学んだ。
まとめると、①価値を感じる事象を分析する②収支の把握③価値を感じない事象は徹底的に抑え込む。
この3ステップで合理的な節約が可能になる。価値を感じる事象は人によって異なる。美味しいご飯を食べることに価値を感じる人もいれば、バイクでツーリングすることに喜びを感じる人もいる。何にせよ、自分にとって幸福度が高い事には惜しまずお金をかけ、幸福度が低いものは最低限で済ます。このメリハリを大事にすることで退屈な節約ではなく、楽しく節約生活を送れるようになるのだ。